周辺への影響や管理コストを考える!

建物の屋上を緑化したい場合には、植物や土壌などが建物周辺へ落下しないように細心の注意が必要になります。例えば、木々を植樹するにあたっては、落ち葉や砂ぼこり等で近隣に迷惑がかからないように、できるだけ屋上エリアの内側へ植えるように考慮します。あるいは虫が付きやすく枯葉も多いような広葉樹は避け、低木の針葉樹を中心に植えるのも良いかもしれません。また、植物は種類ごとに成長スピードが異なります。成長サイクルの早い木々や草花であれば、それだけ剪定や肥料といった生育に関する維持管理の負担が重くなります。したがって、植物を選ぶ際には屋上のスペースや管理にかかるコストなども十分に検討する必要があります。

屋上の環境をよく熟知しながら、適切な水やりが必要!

屋上緑化で植えた木々や草花もリアルタイムで生きている以上、定期的な水やりは欠かせません。特に屋上は地上に比べて日当たりや風が強い傾向があるため、土壌が乾燥しやすくなります。したがって、屋上の緑地へ水やりをする際にはなるべく多めに水量を設定することが大切です。仮に水量が不十分であると、強い日差しと風によってたちまち乾燥してしまいます。そして、地中に水分が浸透しないことで根が浅くなり、枯れやすく定着しづらくなります。

大規模な商業施設や超高層ビルのように、屋上の面積が広い建物の場合には人力で散水するのは非常に困難です。このような場所では、自動で散水できる設備を設置するのが通常です。散水の回数や時間を人為的に設定するものから、温度や湿度を機械が感知して自動的に散水するものまで、幅広く様々なタイプがあります。

屋上緑化とは建築物の断熱性や景観の向上を目的として、屋上や屋根に植物を植えて緑化することを指します。